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レジ袋有料化への疑問

安井至先生の公正取引委員会とレジ袋という記事についてコメント(つーか、ほとんど他の人の意見のコピペです)。

事の発端は次のような話です。
「レジ袋ゼロ運動」に「待った」 1枚5円が独禁法違反

家庭ごみを減らすための「レジ袋ゼロ運動」の一環で、新潟県佐渡市が4月から全島内の小売店でレジ袋を1枚5円で販売させる取り組みに、公正取引委員会から待ったがかかった。「1枚5円」に統一することが、自由な営業を妨げるため独占禁止法違反の疑いがあると指摘された。このため市は、「袋代は自由に設定」と変え、「5円」をうたって作製したポスターも廃棄する。

同市は、トキの放鳥を来年に控え、「美しい島づくりを」と、2月から「レジ袋ゼロ運動」のPRを始めた。4月から有料化するレジ袋の代金の5円は、買い物袋「マイバッグ」の製作費に充てる計画だった。

人口6万8000人、レジ袋を配っている小売店はざっと800店という島だけに、小売業者から「足並みをそろえたい」との要望があり、市側で価格を決めた。

念のために公取委に照会したところ、一律価格は「不当な取引制限に当たり、カルテル行為を禁じた独禁法に触れる」との回答があった。

公取委は「値段は各者が自由に決めるもの。目的は別にして、強制したり、離脱が困難だったりする価格設定には問題がある」と話している。



これについて安井先生は
そもそも、環境問題とは、市場経済に100%任せて、自由な競争だけを原理とした社会では解決が不可能という立場に立たざるを得ない部分がある。

と、独禁法の対象外にしたら?とおっしゃっています。

しかし環境負荷については、容リ法によって再生化義務がすでにあるわけで、レジ袋メーカーやスーパーはそのぶんのコストをすでに負担しているはず(してないとすれば、容リ法自体が役立たずなのでまずそちらをなんとかすべき)。すでに負担しているコストに加えて、さらに有料化をおしつけるのはおかしな話です。

また、レジ袋有料化+マイバッグによって環境問題が改善されるかどうかはおおいに疑問です。この点について、いちごびびえすでの匿名さんの記事にて指摘がありましたのでそのまま引用させていただきます。


174: 名無しさんの冒険  2007/03/07(Wed) 19:28
税制による規制とはちょっと違いますが、容器包装リサイクル法という法律がありまして、再処理費用の内部化はすでに図られています。有料化が話題になったのは、マイバッグ運動を進めたい環境左翼の人が、マイバッグが進展しないのはレジ袋を無料で配っているからだ考えて運動をしているからです。彼らは、資本主義的大量消費社会を嫌悪して、「買い物籠を下げて買い物に行った時代」を懐古しているのです。サーマルリサイクルを含めた大局的な資源のリサイクルを考えているのではなく、身近なことで自分たちだけで実行できる局所最適的な満足感が欲しいのです。このことは、環境問題をやっている人としばらく話をすればわかります。自分の価値観を他の人にも広めて啓蒙したい。トータルでよくならなくても、非専門家である自分たちの責任ではない。活動の目的は自己満足です。必ず、こう言います。
 
175: 名無しさんの冒険  2007/03/07(Wed) 19:29
(続き)スーパーは消費者あっての店舗ですので、割とこういう話には協力的です。ただ、一部環境左翼に釣られて本来の消費者にそっぽ向かれないように、注意深く進めているというのが実情です。コンビニは業態としてコンビニエンス性というのが売りですので、レジ袋有料化やマイバッグ運動のような消費者に負担を求める仕組みには企業理念(消費者へのコンビニエンスの提供)レベルで抵抗があると思います。

容器包装リサイクル法が施行され、加えてデフレがこういう状況ですので、レジ袋は皆さんが気づかないうちに、厚さがほぼ半分になり(1.5リットルPETボトル1本で破けるレジ袋なんてのもあります)、取っ手の長さが数センチ短くなり、縦の長さも短くして容積を減らして、原料使用量の削減なんてのが行われています。

レジ袋が有料化すると、「レジ袋の粗利益率は60~80%」になります。「大きな利益をとって、お客様にお売りするレジ袋が、チンケなものだとクレームになる」という事で、厚さが元に戻り、小さい物をたくさん売るわけにいかないので、必然的に無駄なほど大きなサイズ(LLとかLサイズ)に統一される事になります。有料化でマイバッグに移行する分があるでしょうが、サイズ拡大と厚さアップで原料使用量の増減がどうなるのかは恐らく誰も調べていません。
 
176: 名無しさんの冒険  2007/03/07(Wed) 19:32
マイバッグ化にも色々懸念材料があります。マイバッグも石油資源で作られてますし、女性がマイバッグを購入するからには季節毎の流行商品になり、年間マイバッグ購入数を考えたらレジ袋時代より資源を消費する事になるでしょう。ついでなので予言しておきます。そのうちにコカコーラあたりが、PETボトルに映画キャラクター絵柄のマイバッグをおまけでつけるキャンペーンを打つでしょうw。

加えて、水気のある商品をそのままマイバッグに入れて「液漏れ」のクレームを受ける事がかなり確実に予想されており、この手のものについては簡易包装をやめてしっかりとした包装にするか、それとも別にポリ袋に入れてからマイバッグに入れる事になります。
そして忘れてはならない事は、マイバッグは商品であるが故に「容器包装リサイクル法の対象外」だという事です。これに関連したジョークで、レジ袋も100枚入り300円くらいでレジ横で束で売ったら容リ法対象外になるよねとか、レジ袋有料化は特例で容リ法対象に残りますが、ごみ袋に取っ手をつけて1枚5円で売ったら容リ法の対象外になるよねというような事が言われています。まあ、こういう揚げ足とりを実行に移すと役所に見せしめ攻撃くらうの見えていますので、空気を読める人はやらないと思いますが。
もちろん、マイバッグ慎重論のひとつに万引き対策があるのも事実です。

問題はですね。環境問題を訴えるのも消費者、それによって生じた不利益をクレームとして主張するのも消費者、万引きする人も消費者という事で、全ての消費者が満足できる解決策を考えると、どうも逆に環境負荷があがるんじゃないかと言うことです。
同様に、経済産業省のやり方を見ていると、「レジ袋を削減する」という手段が、自己目的化していて、環境負荷があがってもレジ袋の使用さえ削減できればOK的な、インチキ臭さを感じることです。まあ、役所のやることはそんなものなんでしょうが。


また、レジ袋有料化に関しては「ふぉーりん・あとにーの憂鬱」のレジ袋「禁止」案の「?」でも疑問が提示されています。こちらは

  • 袋を有料化した場合に消費に与える影響
  • コスト負担が小売業者から消費者に移ることによりかえって小売業の袋リデュース努力がなくなってしまうのでは
  • コンビニ弁当等の包装がかえって過剰になるのでは

等の指摘があります。

何が何でもレジ袋有料化ととなえる前に、それがトータルの環境負荷を改善するのかどうか、今一度しっかり検討すべきではないでしょうか。またその検討には、是非とも経済学者を加えるべきだと思います。
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2007年03月18日 未分類 トラックバック:2 コメント:2

ただのほうがいいじゃん♪

2007年06月26日 まさぴこ URL 編集

レジ袋を減らすことによって、環境改善するっていうけど、マイバックってレジ袋つくるより、石油とか二酸化炭素出してるのではと思います。レジ袋って石油のカスからできてるんですよね。

2008年03月02日 URL 編集












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