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リサイクルしますか、しませんか、それが質問です

100%再生紙は環境に悪い、という話が朝日新聞の記事に出ていました。
日本製紙は古紙100%の再生紙の販売を9月をめどにやめる。木材チップを使わず環境に優しいイメージがあるが、古紙リサイクルには石油、石炭など化石燃料が大量に必要なため、100%にこだわるべきではないと判断した。日本製紙連合会によると製紙大手では初めて。古紙配合率を70%に引き下げ、化石燃料使用量を10%程度減らす。引き下げた分は割高な木材チップを使うためコスト全体は上がるが、価格は据え置く。


実は今年の初めに中西準子先生が、製紙業界へのコメントとして以下のようなことを雑感に書かれていました
紙のリサイクルを行わず、パルプから紙を作るようにするとエネルギー原単位は大幅に低減する。その上で、植林活動を行えば、排出が相殺されるため、ネットでの排出量はほとんど0になるだろう。

今回の決定は先生の助言を受けてのことだったのでしょうか。あるいは、原油や古紙の価格上昇も関係しているのかもしれませんが、いずれにせよ産業界が「何が何でもリサイクル・リユーズした方が善」という幼稚な段階を脱しつつあるのは好ましいことだと思います。
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2007年04月25日 環境 トラックバック:0 コメント:0

日銀福丼総裁インタビュー

ブルー・ムバーグが日銀総裁の単独インタビュー記事を載せていました。大変興味深い内容だったので以下に勝手に翻訳して転載します。なお、ところどころ誤訳があるかもしれませんが、あらかじめ御了承ください。


ブルー・ムバーグ(以下、ブ): デフレ脱却が見えてきたということですが。

福丼総裁(以下福): そのとおりだ。長いこと我々は低金利に苦しめられてきた。が、それももう終わりだ。これからはどんどん金利を上げていく。

ブ: 失礼ながら、問題の本質は低金利ではなく低いインフレ率の方ではないのでしょうか?

福: 誰がそんなことを言ったんだね?我が国の一流紙には、「世界的にみても異常に低い金利」というフレーズは毎日のように出てくるが、デフレについてはほとんど触れられていない。庶民はデフレより、預金に利子がつかないことを心配している。

ブ: …それはともかく総裁、今日はいかにして日本はデフレから脱却できたのかというお話をうかがいたいのですが。

福: ふん、いいだろう。我々は早見前総裁の時代から長いことゼロ金利、量的緩和政策を続けてきた。しかしデフレはいっこうにおさまらなかった。

ブ: はい。

福: そこでわれわれは発想を転換した。むしろ、金利を上げるべきだと考えたのだ。

ブ: (!?)それには理論的根拠はございますか。

福: これからそれを説明しようとしていたところだ。利上げがインフレをもたらす理由は3つある。

一つめは、預金金利が上昇することにより、死蔵されていた現金が銀行に戻ってくるということ。日本では、老人が死んだあとで大量の現金が発見されるということがしばしば起っている。一斗缶の中に七億円もお札が詰めこまれていたとかね。預金にまともな金利がつくようになれば、こういう連中はみな現金を銀行に預けるようになるだろう。

ブ: それがなぜインフレにつながるのでしょうか。

福: マネー量は流通現金通貨と預金残高の和で定義されるが、こういう死蔵されているマネーは現実経済にとって存在しないのと同じなのだ。我々がいくらマネタリーベースを増やしてもマネーサプライが増えないのは、これらの死蔵マネーが貨幣の流通速度を低下させているためだ。したがってそれらが表に出てくることにより、実質、マネーが増加したのと同じ効果をもたらすはずだ。

ブ: なるほど。二つめは?

福: 安心効果だ。これは、日銀が金利を上げたことで、「ああ、もうデフレは終わったのだな」と投資家が安心して投資できるようになる、ということだ。デフレ脱却したにもかかわらずゼロ金利を続けていたのでは「まだ日本経済はダメなのか」と海外からみなされてしまうからな。

ブ: でも実態がデフレのままで金利を上げては元も子もないのではありませんか。

福: そこで三つめの効果、かけこみ効果が重要になってくる。これは、利上げをいきなりやるのではなく、実際の利上げの半年ないし1年前から「利上げするぞ利上げするぞ」とアナウンスを流す。それによって投資するべきかどうか躊躇していた企業の背中を押してやるのだ。今借りて投資しないと来年は金利が高くつくぞ、と脅すわけだ。

ブ: それによって設備投資や住宅購入などの需要が増えるというわけですか。でも、その手は1回しか効かないのでは?また利上げ後は逆に需要が落ち込む心配があります。

福: 1度利上げしたら、また次の利上げが近いぞと言って脅すのだよ。今年は去年より金利は上がったが、来年はさらに上がるとなれば、またいやいやながらも金を借りるだろう。これで実需が増えれば、少しだがインフレ率も上昇する。それで利上げ分は相殺されるから、1年前と比べて苦しいということはないはずだ。

ブ: えーと…それに似たような提案をどこかで聞いたことがあります…そう、毎年消費税率を少しずつ上げていくという話です。たしか、ヒロ・ヤマガタという方の提案ではなかったですか。

福: よく知っているね。実はこのアイデアはその話から着想を得ているんだ。

ブ: なるほど、それで日銀が実際の利上げより前から利上げを臭わせるような発言を繰り返していたわけがわかりました。デフレ脱却のためにはあれは必要なことだったのですね。

福: 理解していただけたようでうれしいよ。

ブ: しかし3月の消費者物価指数ではコアCPI(注:コアコアCPIのこと。アメリカではエネルギーを除いたものをコアCPIと呼んでいる)が-0.3%と、あいかわらずのデフレのようですが。

福: そんな新しい指数のことは知らないね。昨年から始まったものだし。連続性がないよ。

ブ: GDPデフレーターも-0.5%です。

福: しかしそれでも以前の-1%台よりは上がっているではないか。それに銀行の貸出残高を見てみたまえ。以前は減る一方だったのに、我々が利上げアナウンスを開始した2005年後半から徐々に上昇している。

ブ: (量的緩和解除直後は下がってるけどなあ…まあいいや)今後、インフレが実現されなかった場合はどうされるおつもりですか。利下げの可能性はありますか。

福: 利下げは絶対にない。先程述べたのと逆の効果が生じることになるからね。ひたすら利上げだよ。それに、消費者物価の一部には家賃など、金利に関連するものが含まれている。利上げすればいやでもCPIは上昇するさ。

ブ: …。

福: さて、そろそろ失礼してよろしいかな?この後宴会に招かれているのでね。

ブ: ノーパンしゃぶしゃぶですか?

福: (憮然とした顔で)失礼な。私が行くのはもっと上品なところだよ。

ブ: 失礼いたしました。本日は貴重なお話をうかがうことができました。ありがとうございます。

(以上)

無謀な利上げとばかり思っていたのですが、ここまで深謀遠慮があったとは。福丼総裁おそるべし。

2007年04月01日 未分類 トラックバック:1 コメント:2

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