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DEATH NOTE(10)とニート論
ところが、その月(ライト)ですらちょっと待てよ!と言いたくなるような事態が起こりました。ノートを託した男、魅上の暴走です。彼はテレビを通じ以下のような声明を出します。
つまり、犯罪者のみならず怠け者も処刑すると言っているわけです。これに対し月(ライト)はこう考えます。こんばんは、ニュース6高田清美です。
(中略)
その存在が害であると判断した者のみならず、
能力ある人間が
その能力を社会貢献に生かさず
無駄に生きることを許しません。
結局おまえも同じかよ!…確かに社会に対し存在価値を見出していない
怠惰な人間は社会に悪影響を与えるだけだが…
やりすぎだ魅上…
いやまだ早過ぎる…
これはもちろん作者自身の考えではないでしょうが、今の日本社会に蔓延しているある雰囲気(ニートやフリーターへの批判)をすくい取って見せたということなのでしょう。単なる物語の中の話とは思えず、非常に嫌な感じになりました。
実際、死刑とまで行かなくとも、
というような発言をする人はザラにいるわけです。「拘留の上、労役を課す」
o 「国家予算から単純計算すると、日本に生きるだけで一人あたま47万円の金がかかる。 税金を払わない奴は生きる資格がない」
(たかじんのそこまで言って委員会より)
ちなみにこれを言った人は、テレビによく出ている橋下弁護士ですが、他の出演者も似たり寄ったりな提案をしています(桂ざこばと金村義明ぐらいでしょうか、まともな意見は)。
早いとこ景気が回復して無業者が減ってほしいものです。そうすりゃこんな話どうでもよくなるのに。
ところで、今思い出したけれどDEATH NOTEって藤子不二雄の「ウルトラ・スーパー・デラックスマン」に似ていますね。この作品も、正義の味方に気に入られなければ死というおぞましい世界を、少ないページ数で見事に描いています。 気楽に殺ろうよ 小学館文庫―藤子・F・不二雄〈異色短編集〉に収録されていますので未読のかたは是非。
失敗なんかじゃなく、社会のお荷物のせいだということですな。これ
アメリカの低所得層の福祉反対論と全く同じ構造。で、出てくる要求
は累進所得税の緩和か消費税引き上げによる「公平な負担」という
点も同じ。こういうと社会学者に猛烈に反発を受けるけど、社会構
造とかなんとかの相違よりも、置かれた経済情勢の方が意識を
規定する力が圧倒的に強いことの証明ですな。この点に関しては、
マルクスのいうように「意識が社会を規定するのではなく、社会が
意識を規定する」という命題の正しさが確認できる。
2006年02月06日 銅鑼衣紋 URL 編集
コメントどうもです。>銅鑼さん表のメディアでは「弱い者叩きはやらない」という暗黙のルールがあったと思うんですが、御指摘のように社会情勢の変化によってそれが破られた感があります。ただ理由もなくたたくわけにはいかないので、必要に応じて「ニート=寄生虫」という新しい概念が発明された、と考えると合点がいきますね。もちろん玄田さんにはそんなつもりはなかったでしょうが。
課税の話ですが、橋下弁護士は以前テレビで「高額所得者の税率を上げるのは許されない。(我々は)すでに十分払っている。低所得者の控除を減らすか消費税増税でまかなうべき」と言っていました。もっともこの点についてはテレビに出演するような人は右か左かに関係なくみな同様のようで。
2006年02月07日 cloudy URL 編集
またまた「待ち組」なんて新語が登場w。ニートはリスクを取ろうとしないけしからん連中だから反省しろ!ということらしいです。久しぶりにはらわた煮えくり返りました。(笑)http://neetnet.seesaa.net/article/12937929.html投資機会が来るまでお金を貯めといたり債務の返済にまわしてしまう企業も「待ち組」といっていいでしょう。でもそれは単に合理的に行動しているにすぎないのですが。
本当は「待ち組」というより「待たされ組」ですよね。で、「待て」のサインを送っていたのは政府・日銀なのに、それに気づかずこういうことを言ってしまう猪口さんは痛すぎ。
2006年02月09日 cloudy URL 編集

