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弾さんの経済学理解

bewaadさんの11/3のエントリへのコメントです。コメント欄が込みあってるようなのでTBにしときます。

小飼弾さんとのやりとりが続いているのですが、以下の昨年の記事を見ると、どうも弾さんは経済学の入門書すらロクに読んでないのではないかという気がします。

動的比較劣位仮説

こうして格差が縮小すればするほど、比較優位は失われる。その時優位者はその優位を守ろうするが、劣位者は優位者側に加わろうとする。ダンナはダンナで居続けたいのだが、メイドはメイドの地位に甘んじたくはないのである。


弾さんは、比較優位を「ある国が他の国より優位にたっていること」と理解しており、劣位側の国がキャッチアップしたら追い付かれた国からは比較優位が無くなる、と考えているようです。

そうではなく、比較優位というのは、ある国のある産業が、自国の他産業に比べて優位にあるかどうかを(他国の同産業の状況を勘案して)問題にしています。つまり、国民全員が何も生産しない乞食にでもならない限りは、つねに何かしら比較優位産業は存在します。だから、状況の変化によりそれまでとは別の産業が比較優位となることはあっても、「比較優位がなくなる」ということはありえないのです。

リンク元の「金融日記」でもちゃんと説明されているのですが…。また、bewaadさんの2005/8/3のエントリにも説明があります。

で、言いたいことは何かというと、弾さんはまず、経済学の入門書をきちんと読んだほうがいいのではないでしょうか?ということです。どうも経済界で成功した人にありがちな、「オレ経済学」の方が正しくて、既存の経済学は間違っていると思い込んでいる人に見えるのですが…。物理学でいうなら「相対性理論は間違っている」と主張するトンデモさんの類ですね。

経済学が人間の行動を研究する学問である以上、まだまだ未知の領域は認知科学と同様たくさんあります。しかしわかっていることもかなり多いのです。今、必要なのは経済学2.0などではなく、そのわかっている部分の一般への理解だと思います。

2006年11月05日 未分類 トラックバック:0 コメント:2

釣りバカ日誌で共通通貨

今日発売のビッグコミックオリジナル読んでたら、「釣りバカ日誌」に

日本国首相の懐刀と言われている、総研アカデミーのMr.タキザワ

なる人物が登場。鈴木建設を買収しようとしている米国企業のトップを迎えてこう言います。

「真のグローバル化とは、世界共通の通貨が一つとなることでしょう。」

Mr.Takizawa

吹いたw

いや、漫画家は経済の専門家ではないので、彼等を責めるつもりは毛頭ありません。むしろ、現実のエコノミストが実際に言いそうなセリフであります。

しかし、共通通貨という思想はこうやってエコノミスト→漫画家→読者という経路を通り、人々のオツムの中に沈着していくのでしょう。一度沈着してしまうとひっぺがすのは大変ですよね。

関連:

なお最後の記事は山形さん直々にコメント欄でご紹介いただきました。遅れましたが示唆ありがとうございます。

2006年08月20日 未分類 トラックバック:0 コメント:0

訂正

昨晩書いた「日本の真のインフレ率は…」ですが、内容に間違いがあることが判明したため、一旦削除しました。

内容を検討したうえで投稿しなおすことにします。

2006年07月31日 未分類 トラックバック:0 コメント:1

ゼロ金利解除 私はこう見る - 井上裕之氏

朝日経済欄「ゼロ金利解除 私はこう見る」(7月27日)
東京商工会議所副会頭、井上裕之氏へのインタビューです。
このシリーズは今回で終わりです。


――中小企業の立場からは、今回のゼロ金利解除(利上げ)をどう受け止めていますか。

「ゼロ金利は景気悪化を受けて採られた政策で、本来は異常だ。景気が上向いている以上、解除もやむを得ない。しかし、『もう少し時期を遅らせられなかったのか』というのが、中小企業の卒直な思いだ」

――なぜですか。

「ふつうの場合、中小企業の業績の回復は大企業より2、3年遅れる。足元でも、関東、中部、近畿の中小企業の業績は改善しているが、他地域はまだ厳しい。石油製品や原材料の値上げが経営を圧迫している。日本商工会議所が行った全国の景況調査によると、6月の業況判断は2ヶ月連続で悪化した」
「イスラエル軍によるレバノン攻撃で、原油価格のさらなる高騰が心配されている。北朝鮮のミサイル問題も不安要因だ。国内の株価も下落している。景気の先行きがはっきりせず、もう少し様子を見てほしかった」

――利上げは、中小企業の経営にどんな影響を及ぼしそうですか。

「東京商工会議所が6月に、借入金利の上昇について調べたところ、約9割の中小企業が『影響が生じる』と答えた。すでに12.5%の企業は、金融機関から借入金利の引き上げを求められており、うち、ほぼ5社に4社は応じていた。ゼロ金利解除で、日本銀行は短期金利の誘導目標を0.25%に引き上げたが、末端の貸出金利は、それよりもかなり高くなる可能性がある」

――影響を受けやすいのはなぜですか。

「特殊な技術力があり、納入価格を強気に交渉できる企業は、金融機関も貸し出しを競っているので、影響を受けにくい。問題は利益を確保できず、融資で何とか操業を続けている企業だ。景気回復を受けた受注増に対応するため、設備投資で生産性を高めようとしている矢先の金利上昇は、負担が大きい」

――政府・与党は今回、利上げを容認しました。どう見ますか。

「(ゼロ金利を)解除すべき時期が来たからやむを得ない、という判断ではないか。今回は日商も、政府に対して利上げ反対を表明しなかった」

――追加利上げの時期が次の焦点です。

「金融政策正常化の第1ステップとして、ゼロ金利解除を容認するにしても、第2ステップはよほど慎重に考えてもらう必要がある。中小企業の業況が良くなるまでは、何としても追加利上げは我慢してもらいたい。日銀には経済情勢をよく見てもらい、全体的な景気の底上げができた時に判断してほしい」

――福井俊彦・日銀総裁の投資問題を、どう見ていますか。

「総裁就任時に金融資産を信託すべきだった。内規に違反していないとしても安易過ぎた。ただ、総裁の立場で投資して資産を増やそうと考えていたならば、どんでもないことだが、現実はそうではないと思う。今は、しっかりと金融政策のかじ取りをしてほしい」

(聞き手・永田稔)


中小企業の代表ということで、一応現状は肯定しつつも「もう少し時期を遅らせられなかったのか」と正直な意見を表明されています。

まあ、こういう声をあげてもどうせ日銀やキムタケ氏には「泣き言を言うな、競争に勝ち残れない奴等は死ね」で片付けられるんでしょうけどね。

2006年07月28日 未分類 トラックバック:0 コメント:1

ゼロ金利解除 私はこう見る - 高橋伸子氏

朝日経済欄「ゼロ金利解除 私はこう見る」(7月26日)
生活経済ジャーナリスト高橋伸子氏へのインタビューです。


――ゼロ金利政策で、消費者はどんなマイナスを被ったのでしょう。

「一般の人は、『金融機関の破綻を防げるのなら仕方がない』と、ひたすら我慢してきた。本来ならもらえるはずの利息をもらえず、それが嫌ならばリスクをとって運用するしかなかった」

――金融機関には今後、何を望みますか。

「金融機関はゼロ金利政策で利益を得てきた。ようやく平時に戻ったのだから、一般の人を向いて商売をしてほしい。だが、現実の銀行は、足元の低金利や直接金融重視の政策によって、『預金や融資はもうからない』と、投資信託販売など手数料ビジネスに走っている。客に適した商品より手数料の高いものから順に売る風潮も出ており、本当に利用者のためになっているのか疑問だ」

――「貯蓄から投資」の流れは、政府も推し進めています。

「確かに金融ビッグバン以来、銀行に手数料ビジネスで稼ぐことを求めてきている。だが、高齢者の多くが『銀行は安心・安全だ』と信じて投信を買っており、手数料などの仕組みを理解していないのではないか。リスクを取りたくない人には、預金できちんと運用してあげるべきだ」

――ゼロ金利解除で、預金金利を引き上げる金融機関の動きも出てきています。

「好決算を背景に、申し訳程度に少しずつ上げているが、もっとできるのではないか。米国では20年ほど前、金利の自由化により、消費者が金融機関を選別し、預金を預け替えるようになった。それで金利が上昇し、消費者の勝利と言われた」
「日本でも預金金利の自由化が85年に始まったが、激変緩和措置に10年をかける間に金利が低下して、ほとんどメリットはなかった。これからは私たちが預金を預け替える手間を惜しまず、金融機関に金利を上げる努力をさせないといけない。市場原理から言っても、国債の利回りより預金金利が低いのはおかしい」

――金融政策としてのゼロ金利は、どう評価していますか。

「当時の金融政策や財政運営の必要性から導入されたので、一概にいいとも悪いとも言えない。元凶は、金融機関の不良債権問題に対して打つ手が遅れたことにある。10年前に機動的に対処していれば、ゼロ金利導入にはならなかった」

――解除の時期が早いという批判もあります。

「環境が整ったという判断で、政策委員が全員一致で解除を決めたのだから尊重する。間違ったと後で分かれば、責任は取るべきだろう」

――村上ファンドへ投資していた福井俊彦・日銀総裁の責任についてはどう考えますか。

「日銀の信用に傷を付けた部分はあった。どうみても脇が甘かったと思うが、一般の人には『立場を利用してずるいことをした』と映るかもしれない。総裁は対話を重視する人だと思うので、納得される説明をしていくことが大切だ。信用回復へ十分な説明ができないのなら、ご自身で考えて頂くしかないだろう」

(聞き手・中川仁樹)


今回はしょうもない内容。榊原氏の回はある意味キてるのでそれなりに笑えて楽しめますが、今回の高橋氏は素人代表の意見ということなのか、終始「ゼロ金利により一般人は我慢を強いられた」というストーリーで、デフレによる現預金の実質価値上昇については一言も触れず、「消費者は損した」ばかりです。つまんね。

しかも金融政策というより、銀行はもっともうけを吐き出せという話になってますが、それは別の話でしょう。

この人の言い分だと、銀行はみんなカルテルをむすんで預金金利を出し渋っているみたいですが、そんなわけありません。そうなら、弱小銀行がもっと高金利でバンバン預金集めをしていていいはず。実際は、いくばくかイロをつけてるところはありますが大したものではありません。現状の低金利はデフレ日本経済の実力にすぎないということです。

2006年07月27日 未分類 トラックバック:0 コメント:0

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